相棒12 第18話 待ちぼうけ 太川陽介 古沢良太 [ドラマ]
第18話「待ちぼうけ」
脚本は古沢良太さん、さすが一捻りと臨場感あって楽しいです。
山奥の無人駅(しろとり)で、右京(水谷豊)は一人電車を待つ男(太川陽介)に出会う。
列車は2時間後までない。
一方の享(成宮寛貴)は、
カフェでひとり何時間も粘る女性(芳本美代子)を眺めている。
いかにも「待ちぼうけ」を喰わされた風情である。
ナンパする・・・。
駅では、うちとけ話をする。男は靴職人という。
そのころ、捜査一課の伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は、
前夜遺体で発見された津久井(伏見哲夫)という
初老の男性の殺害事件の
応援捜査にきていた。
特命の二人が”休み”と聞き力が入る!
ドラマはこの「右京」「享」「伊丹ら」ら三者が
別々に、同時進行で進む・・・
臨場感にあふれていますので、
脚本がすばらしいのです!
三者の時系列に、あらすじ・ネタバレ書いてみます。
カフェ:享は女・雪美に涙のワケを聞く
彼から一通メールがあり
「やはり君とは一緒になれない。本気になられても迷惑だ。
僕のことは忘れてほしい。お互いの道を行こう。」と。
享は「かえってよかったかもしれない。
不倫だったのでしょう。夫のもとに帰りなさい」と言う。
公園: 伊丹ら は公園殺害の現場を見て回っている。
現状をよく観察する・・・。
駅 : 男・友部は
「靴職人は若い頃の夢で、最近はじめたばかり」と言う。
打ち解けて二人はオセロゲームをはじめる。
カフェ:雪美は
ダンナは一流の商社マンで浮気は結婚してからず~っと!
でも彼・友部は
「人生でたったひとりの、本当に愛した人」と言う。
公園: 死体状況の推理する。靴半分脱げかかってる・・・
手袋はポケットに入ったまま・・・
これは「はくひまがなく、部屋から飛び出したんだ」と。
駅 : 友部は、家業は履物店でつぶれ、父早く死に、
母は詐欺にあった。
莫大な借金を背負う!
「ある日、ウチの従業員だった男が訪ねて来て、
事業始めるから、と泣きつかれ、保証人になった。
がそのまま行方知れずになった」という。
身入りのいい仕事に転身。
トラック運転手で25年間借金払い続けた。
母はひたむきに働き続けて、身体壊して死んだ。
カフェ:彼とは15才のとき出会い、10年付き合って結婚する予定
だった。彼は靴職人で
「結婚式には自分が作ったクツを履かせるんだ」
といっていた。
いつもの店で待つも来ないので、電話すると、
「他に好きな人ができた。君とは結婚できない!」
でオワリに。
すぐに見合いし、今のダンナと結婚したとのこと。
そして3ヶ月前、偶然にマチで彼に会った!
25年ぶり!
彼は「昔のことを謝り、今もず~とひとりだ!」とのこと。
路地: 伊丹らは壁に血痕を見つけ、走るときについたものと
「ホシは近くに住んでいる!」と推理する。
特命がいないと、ずい分好調である。
カフェ:享は「25年前と同じように、ポイッと捨てたんです!」
という。
アパート:伊丹らは、血痕からついにアパートを見つける。
すぐ管理人を呼ぶ。
駅 : 右京は友部の親指のケガを咎める。
手芸が得意なんですね、とボタンを見る。
アパート:部屋を調べ、名前が友部功と分かる。管理人から靴職人
ときく。
管理人から「朝も二人連れの刑事に同じこと、聞かれた」
と言われ、「ガクッ」とする 伊丹。
やはり右京たちは、先にわかっていたのですね。
おもわず、ニコッ・・・嬉しくなります。
ここでさかのぼる・・・。
休みの特命の、享の二人は、サイレンを聞き、公園の現場
に直行。
素早い推理でアポートを見つけていたのである。
カレンダーに記された文字と、パソコンから、
カフェで彼女に会う約束と、
蓬莱渓谷に行く予定が分かったのである。
ここで駅の右京と、カフェの享が携帯で連絡を取り合う。
これで二人がいつもと違い、別々に行動していた理由がハッキリ
駅 : 右京は友部をシゲキしないよう、説得に懸命!
夕べあった場面
友部は右京に説明する。
友部は偶然に津久井と出会う。部屋に入れ、
「母に謝って欲しい」と迫る。
「なんで謝まんなきゃならないのヨ、頼んでもいないのに、
好きもんだったぜ、お前の母ちゃんは!」の津久井の
捨てゼリフに
激昂する友部!
逃げる津久井を追いかけ、この時ドアに指わ挟む・・・
公園でもみあう。
津久井が石を持って襲うのを、
友部は逆に石を奪い、下から反撃した。
逆に殺してしまったのだ!
アパート:伊丹らはパソコンから
「死ぬ気だ!」と知る。
カフェ:夫が駆けつけ、
「跡をつけてきた、やり直したい」という。
駅 : 駅に電車が入ってくる。
右京は友部に
「見切るのは早すぎます!」
つずけて
「人ひとりを殺害したのです!」
「雪美さんのメールを見なさい」という。
カフェ:享は雪美に、”彼を説得してください”と要請する。
雪美は、
25年前「他に好きな人できた!」とウソをいって、
後になって、「彼の母が大変な借金を背負って、
私を巻き添えにしたくなかったんだ」とわかった。
「今回もそう!」
何も変わっていない・・・
「自分ひとりで背負って、
自分ひとりで悪者になろうとするのヨ!」
駅 : 右京はひとりつかれたようにオセロを打つ・・・。
はやる、焦る思いがほとばしる!
カフェ:雪美は本当に”後悔”していた。
「待ってればよかったんだ!」と。
メールは2時間前に送った、という。
駅 : 右京
「投げ出さないことです!ぶざまでも!」
必至につづける
「奇跡が起きることあります!」
友部はその言葉にほだされ・・・
携帯のメールを見る。
メールには
「あなたが、たとえどんな絶望におちいったのだとしても、
私はあなたを待ち続けます。
今度こそ。」
カフェ:雪美は
「家には帰らない、私は彼と待ち合わせしてるの!」
「何時間でも、何日でも待つの!」
駅 : 右京は友部に叫ぶ・・・
あなたは過去も現在も
「彼女を巻き込んではいけない!
不幸にしてはいけない!」
しかし彼女が本当に望んでいることは
「あなたと一緒に苦労することではありませんか!」
たとえイバラの道でも、愛する人と一緒にいるのが
幸せと感じる人もいるのではないでしょうか!!
叫ぶように言うのです。
涙する友部
今朝アパート前のゴミ集積所から見つけてきた
彼女に作った靴をみせる。
「完成させなくていいんですか!」
列車出てゆく・・・
友部は乗らない。
警察署前:右京、享、友部,雪美 皆出会う
「待たせてごめん!」と友部がいう。
「ずいぶん遅刻!」と雪美。
「未完成だけど預かってくれる!」と
靴を差し出す友部。
受け取り、すぐ履く雪美。
二人てを組んで警察署入っていく。
それを優しく見送る右京と享・・・。
話は、め新しいものではありませんが、
臨場感があり、楽しいドラマになっています。
ここまで 相棒12 第18話のネタバレでした。
第19話は後日にて^^;
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